makeshop 構造化データの二重出力を直す

makeshopのクリエイターモードで商品ページにJSON-LDを追加すると、リッチリザルトテストでProductが2つ検出され、エラーが出ることがあります。
これは、makeshopが標準で出している構造化データと、追加したJSON-LDが同じページに同じ型で二重に出ている状態です。構造化データは、ページの内容を機械が読める形で書いておく記述です。検証ツールは「どちらが正か」を判断できないため、エラーや警告を出します。エラーがあるとブロック全体が無視されることもあり、追加する前より悪い結果になりかねません。
この記事では、二重出力の見つけ方とどちらを残すかの判断基準、標準出力に足りない型だけを安全に足す方法を整理します。
結論: 標準出力を先に確認し、同じ型は追加しない。足りない型だけを足す
状況 | 対処 |
|---|---|
標準でProductが出ている + クリエイターモードでProductを追加 | 追加分を削除。標準を残す |
標準でProductが出ている + 標準の値が画面と食い違う | 追加ではなく、商品データ側を直す |
標準でBreadcrumbListが出ていない | クリエイターモードで追加してよい |
標準でArticleが出ていない(コンテンツページ) | クリエイターモードで追加してよい |
標準でOrganizationが出ている | 追加しない。全ページに入れない |

重要な考え方: 構造化データは「多いほど良い」ものではありません。同じ型が2つあるページは、1つもないページより扱いにくくなります。名札を二枚つけた店員に、どちらの名前で呼べばよいか迷うのと同じです。追加する前に、引き算から始めます。
二重出力の見つけ方
商品ページのURLをリッチリザルトテストにかける
検出された型の一覧を見ます。同じ型が2つ以上あれば二重出力です
ページのソースを開き、
application/ld+jsonを検索します。出現箇所が2つ以上あれば、それぞれが標準テンプレートと自分で追加した箇所のどちらから来ているかを特定しますカテゴリページ、トップページでも同じ確認を行います
makeshopの標準出力がテンプレートのどこにあるかは、クリエイターモードのテンプレート内で ld+json を検索すれば分かります。まず商品ページを、リッチリザルトテストに一度かけます。
どちらを残すかの判断
基準 | 標準を残す | 追加分を残す |
|---|---|---|
値の正確さ | 標準が商品データと同期している | 標準が明らかに誤っていて、直せない |
更新の追随 | 標準は商品追加に自動追随 | 追加分は手書きなら追随しない |
型の網羅 | 標準で十分 | 標準にない属性(ブランド、GTIN等)が必要 |
保守 | 標準はmakeshop側が保守 | 追加分は自分で保守 |

多くの場合、標準を残して追加分を削除するのが正解です。標準の値が画面と食い違うときは、JSON-LDを上書きせず、元の商品データ(価格・在庫・商品名)を直します。JSON-LDだけ直しても、次の更新で元に戻ります。値札だけ書き換えても、レジのデータが古ければ会計で元の金額に戻るのと同じです。追加分を消し、標準の値が画面と合っているかを見ます。
足りない型を安全に追加する
標準で出ていない型だけを追加します。makeshopで標準出力されにくいのは、BreadcrumbListと、コンテンツページのArticleです。
追加するときの原則は、この三つだけです。
値はクリエイターモードの独自タグで動的に埋めます。固定文字列では書きません
追加した型が、標準出力の型と重なっていないことを確認する
追加後、商品ページ3種(通常・在庫切れ・バリエーションあり)で再検証する
標準出力の属性が足りない場合
「標準のProductにブランド名や品番が入っていない」など、属性が足りないことがあります。この場合、Productを丸ごと追加するのではなく、次のどちらかを選びます。
標準出力を無効化し、自分のJSON-LDに一本化する。切り替えは「ショップ構築 / 設定 / SEO・SNS・マーケティング / アクセス解析用のタグの設定」にある
無効化しない場合は、標準を残して足りない属性は諦めます。二重出力よりは、属性不足のほうが害が小さいためです
追加したものを守る運用
クリエイターモードで追加した構造化データは、テンプレートを変えるたびに壊れる可能性があります。makeshop側の仕様が変わったときも同じです。追加した日に正しくても、3か月後に正しい保証はありません。植木鉢の水やりと同じで、一度やって終わりにはなりません。
Search OSは、makeshopを含む既存のショップに対して、構造化データの出力状態を継続的に検証します。二重出力、画面との不一致、テンプレート変更後の破損を検出して修正対象に整理します。ボットログで、検索エンジンとAIクローラーが実際にページを取得しているかも確認します。追加する作業を代行するのではなく、追加したものが今日も正しいかを見続ける層です。テンプレートを変えた日を記録し、その後に再検証します。
よくある質問
二重出力を放置するとどうなりますか
検証ツールのエラーが続き、リッチリザルトが表示されなくなることがあります。AI検索は矛盾する構造化データを信頼しにくく、ページの分類に失敗することもあります。
標準出力の内容を変更したい場合は
商品データ側(商品名・価格・在庫・画像)を直すのが基本です。標準出力はそこから生成されるからです。
Google Merchant Center連携と構造化データは関係ありますか
Merchant Centerは、商品フィードで情報を渡す別の経路です。ページの構造化データとフィードの値が食い違うと、Merchant Center側で不一致の警告が出ることがあります。両方の値を揃えておきます。
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参考資料
Google Search Central: Product structured data
Google Search Central: General structured data guidelines
Google: Rich Results Test
Google Merchant Center Help: Structured data for Merchant Center