Shopify 日本向けアプリが作るページのSEO

Shopifyで日本向けの配送日時指定やのしのアプリを入れると、アプリが作ったらしいページやパラメータ付きのURLがSearch Consoleで索引済みとして並ぶことがあります。パラメータは、URLの後ろに付く追加の情報です。放置してよいかという相談が寄せられます。
答えは、アプリの実装方法によります。多くの日本向けアプリは、カート属性や注文メモとして情報を受け取るため、独自のページは作りません。一方で、設定用のページや、選んだ状態を保持するパラメータ付きURLを作るアプリもあります。それらが索引されると、内容の薄いページが増えます。放置しても、順位が下がるわけではありません。ただし、クロールが無駄になります。Search Consoleの除外も増えて、本当の問題が見えにくくなるのです。
この記事では、アプリが作るものの種類と索引すべきか除外すべきかの判断、「日本向けの対応がある」ことをAI検索に伝える方法を整理します。
結論: アプリのページは索引しない。対応内容は自社の固定ページで伝える
アプリが作るもの | 索引 | 対処 |
|---|---|---|
設定・管理用のページ | × | noindex、またはアプリ側で非公開 |
パラメータ付きURL(選択状態の保持) | × | canonicalで元URLに統合。パラメータをSearch Consoleで無視対象に |
カートページの追加要素(日時選択、のし選択) | 対象外 | カートは元からnoindex |
「配送について」「のしについて」の説明ページ | ○ | 自社で作り、内容を充実させる |

重要な考え方: 「配送日時が選べる」「のしがつけられる」は、買う前の質問に答える大事な情報です。お中元のギフトを探している人にとって、のしの有無は決め手になります。伝える場所はアプリのページではありません。自社の固定ページに、テキストとして書いておきます。
まず、アプリが何を作っているかを確認する
Search Consoleのページレポートで、見慣れないパス(/apps/、/a/、/tools/ など)やパラメータを含むURLを探します
そのURLを開いて、中身を見ます。設定画面や空のページ、選択状態を保持しただけのページなら、索引は不要です
アプリの管理画面に、公開ページを生成する設定があれば確認しておきます
アプリプロキシを使うアプリは、ストアのドメイン配下の /apps/ にページを持ちます。このパスが索引されていないかを確認します。
索引させないための方法
方法 | 使いどころ |
|---|---|
robots.txt.liquid で /apps/ 配下をDisallow | アプリプロキシのページがクロールされるのを防ぐ。Shopifyのrobots.txtは標準で一部をDisallowしているので、現状を確認 |
noindexメタタグ | アプリのページをテーマから制御できる場合 |
canonical | パラメータ付きURLを元のURLに統合。Shopify標準のcanonicalで多くは対応済み |
アプリ側の設定 | アプリが公開ページを作らない設定にできる場合 |

robots.txt.liquidの編集は、テーマのコードを触る作業です。変更前に、現状をバックアップしておきます。
対応内容は固定ページで伝える
アプリのページを索引させない代わりに、次の固定ページを作ります。店の入口に置く「ご案内」の掲示板にあたるページです。
ページ | 内容 |
|---|---|
配送について | 配送日時指定の可否、指定できる時間帯、送料、地域ごとの日数、コンビニ受取の対応 |
ギフト対応について | のし(種類・表書き)、ラッピング、メッセージカード、納品書の金額非表示 |
支払いについて | 対応する決済(コンビニ払い、後払い、代引き)、手数料 |
これらは「〇〇はコンビニ受取できるか」「のしはつけられるか」という、買う前の質問に答えるページです。AI検索は、この種のページを引用します。表とFAQ形式で、質問と答えが1対1になるように書きます。
商品ページとのつながり
固定ページを作っても、商品ページからリンクされていなければ見つかりません。奥の部屋に案内を貼っても、誰も気づかないのと同じです。
商品ページの購入ボタン付近に「配送・ギフト対応について」のリンク
フッターに3つの固定ページへのリンク
固定ページから主要コレクションへ戻るリンク
アプリを増やしたあとの運用
日本向けアプリは、1つで済まないことが多いです。増えるたびに、新しいパスやパラメータが生まれます。1つずつ「索引されているか」「不要なら除外できているか」を、確認し続けることになります。
Search OSは、Shopifyを含む既存のショップを対象に、索引されているURLの状態を継続的に確認します。robots・noindex・canonicalの設定や、ボットが実際に取得しているURLも見ます。アプリが増やした不要なページや、固定ページが取得されていない状態を、修正対象として整理します。アプリを選ぶ作業を置き換えるものではありません。選んだ後の索引の状態を見続ける仕組みが、別に要ります。
よくある質問
アプリのページが索引されると順位が下がりますか
直接は下がりません。害になるのは、クロールが無駄になることです。Search Consoleの除外も増えて、本当の問題が見えにくくなります。
robots.txt.liquidを編集するのは危険ですか
書き間違えると、商品ページまでブロックしてしまいます。編集後は必ず、Search ConsoleのURL検査で主力商品ページが「クロール可能」になっているかを確認します。
配送や のしの情報を商品ページに直接書くべきですか
共通の情報は固定ページに置き、商品ページからリンクします。商品ごとに違う情報(この商品はのし不可、など)は、商品ページに書きます。主力商品のページから固定ページへのリンクがあるかも見ます。
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参考資料
Shopify Help Center: Editing robots.txt.liquid
Google Search Central: Robots.txt introduction
Google Search Central: Block Search indexing with noindex