カラーミーショップ テンプレートで構造化データを入れる

カラーミーショップは、ASPの中では珍しくHTML/CSSの編集が開かれています。そのため、商品ページにJSON-LDを自分で書いてよいかという相談がよく寄せられます。
結論から言えば、書いて問題ありません。構造化データは、ページの内容を機械が読める形で書いておく記述です。カラーミーショップはHTML/CSSの編集が開かれているため、構造化データを自分で足せます。ただし順番があります。先に標準で何が出力されているかを確認してください。同じ型を二重に出すと検証ツールでエラーになり、かえって評価を下げることがあります。
この記事では、標準出力の確認と追加してよい型、テンプレート変数で動的に埋める方法、やってはいけないことを整理します。
結論: 標準出力を確認し、足りない型だけをテンプレート変数で動的に足す
手順 | 内容 | 道具 |
|---|---|---|
1 | 商品・カテゴリ・トップの3種のURLで、現在出力されている構造化データを確認 | リッチリザルトテスト |
2 | 足りない型を特定(多くはBreadcrumbList、Article、Organization) | 手順1の結果 |
3 | テンプレートにJSON-LDを追加。値は固定文字列ではなくテンプレート変数で埋める | テンプレート編集 |
4 | 商品ページ複数で再検証。価格・在庫が画面と一致するか確認 | リッチリザルトテスト |
5 | テンプレート更新のたびに手順4を繰り返す | 運用 |

重要な考え方: 構造化データの価値は「正しい値が今日も出ているか」で決まります。固定文字列で書いたJSON-LDは、商品が増えた瞬間に嘘になります。値札を手書きで貼り替え続けるのと同じで、値はテンプレート変数で動的に埋めます。
手順1: 標準出力を確認する
カラーミーショップが標準で出す構造化データの型は、プランやテンプレートによって異なる可能性があります。推測ではなく、実際のページで確かめます。まず今の状態を測るところから始めます。
商品ページ、カテゴリページ、トップページのURLを1つずつリッチリザルトテストにかける
検出された型(Product、BreadcrumbList、Organization、WebSiteなど)をメモする
エラー・警告があれば記録する
ここでProductが出ているなら、Productは自分で書きません。二重出力になります。検出された型のメモは手元に残しておきます。
手順2: 足りない型を決める
型 | 置く場所 | 必要な理由 |
|---|---|---|
BreadcrumbList | 商品・カテゴリページ | サイト構造を機械に伝える。標準で出ていないことが多い |
Article | フリーページ(コンテンツ) | 選び方・比較の記事が引用される前提 |
Organization | トップページのみ | 事業者の同一性。他のページには置かない |
Product | 商品ページ | 標準で出ていない場合のみ。出ていれば触らない |
手順3: テンプレート変数で動的に埋める
商品名、価格、画像URL、在庫状態は、カラーミーショップのテンプレート変数で参照します。変数名は公式のテンプレートリファレンスで確認してください。値札を商品ごとに手書きせず、台帳から自動で写す形にします。
商品名 → 変数で埋める。手書きしない
価格 → 変数で埋める。税込・税抜の扱いを画面表示と揃える
在庫 → 画面の在庫表示と同じ条件分岐を使う。画面が「在庫あり」ならInStock、「売り切れ」ならOutOfStock
画像URL → 変数で埋める。絶対URLになっているか確認する
値を1つでも固定文字列で書くと、その商品以外で誤った値が出ます。固定で書いた値が残っていないか、テンプレートを見直してください。
手順4: 複数商品で検証する
テンプレートは全商品に適用されます。1商品で正しくても、他の商品で壊れることがあります。価格が異なる商品、在庫切れの商品、画像が複数ある商品の3種類で、画面表示と構造化データの値が一致するかを確認します。
やってはいけないこと
行為 | 何が起きるか |
|---|---|
標準出力と同じ型を追加する | 同一ページに同じ型が2つ出て、検証ツールでエラー。ブロック全体が無視されることがある |
画面にない情報を構造化データにだけ書く(架空の評価、非公開の価格) | ガイドライン違反。手動対策の対象になりうる |
FAQPageを一般商品ページに入れる | Googleは一般サイトのFAQリッチリザルトを事実上制限。表示されない上に手間が増える |
全ページにOrganizationを入れる | トップのみで十分。重複は評価を分散させる |
テンプレート更新後に検証しない | 更新で壊れても気づけない。最も多い失敗 |

テンプレート編集だけでは足りないこと
テンプレートで構造化データを足せるのは、カラーミーショップのはっきりした強みです。一方で、足したあとには一致を保つ運用が残ります。ボットが実際に取得しているかの確認も、テンプレート編集では解決しません。植物を植えるのと毎日水をやるのは別の仕事です。
Search OSは、カラーミーショップを含む既存のショップに対して、構造化データ・メタデータ・canonicalの状態を継続的に検証します。画面と食い違う値、二重出力、テンプレート更新後の破損を見つけ、修正対象に整理します。ボットログで、検索エンジンとAIクローラーが実際にページを取得しているかも確認します。テンプレートを書く作業の置き換えではありません。書いたものが今日も正しいかを見続ける層があるかどうかが、分かれ目になります。
よくある質問
構造化データを入れれば順位が上がりますか
順位に直接効くものではありません。リッチリザルトの表示と、AI検索がページを正確に分類するための材料です。順位よりも、正しく理解されるかどうかに効きます。
プランによって編集できる範囲が違いますか
テンプレート編集の可否と範囲は、プランに依存する可能性があります。管理画面で確認してください。編集できないプランなら、標準出力の範囲で運用します。
制作会社に頼んだテンプレートに構造化データが入っているか分かりません
リッチリザルトテストにURLをかければ分かります。入っていれば型が検出され、入っていなければ何も出ません。
あわせて読みたい
参考資料
Google Search Central: Product structured data
Google Search Central: Breadcrumb structured data
Google Search Central: General structured data guidelines
Google: Rich Results Test