ecforce 広告LPをnoindexにすべきか

ecforceで広告用のLPを30本ほど作っている場合、同じ商品について本体の商品ページと多数のLPが検索エンジンから見えている状態になります。noindexにすべきか、広告に影響しないかという相談が寄せられます。
広告の配信と計測は、noindexの影響を受けません。noindexは検索エンジンへの索引しないという指示で、広告のランディングページとしての機能や、広告プラットフォームの品質評価とは別の仕組みです。判断は、検索でどのページを出したいかだけで決められます。同じ商品について、本体の商品ページと30本のLPが索引されている状態は、評価の分散につながります。意図しないLPが検索結果に出るリスクもあります。
この記事では、LPの種類ごとの判断、noindexとcanonicalの使い分け、設定の場所、設定後の確認を整理します。canonicalは、どのURLが正なのかを検索エンジンに伝える印です。
結論: 広告専用LPはnoindex。検索でも出したいLPは1本だけ残し、他はcanonicalで寄せる
LPの種類 | 検索での扱い | 設定 |
|---|---|---|
広告専用(オファー・訴求違いの量産LP) | 出さない | noindex |
検索の受け皿として作ったLP(選び方・比較を含む) | 出す | index。本体商品ページと役割を分ける |
本体商品ページとほぼ同内容のLP | 出さない | canonicalで本体商品ページに寄せる |
期間限定キャンペーンLP | 出さない | noindex。終了後は本体へリダイレクト |
アフィリエイト用LP | 出さない | noindex |

重要な考え方: 広告LPは、広告をクリックした人のためのページです。検索する人のためのページではありません。役割が違うページを、検索に出す必要はありません。出さないほうが、本体ページに評価が集まります。まずはLPを誰のためのページかで仕分けます。
noindexとcanonicalの使い分け
指示 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
noindex | このページを索引しない。評価の統合はしない | 検索に出す必要がなく、本体と内容も違う(訴求特化)LP |
canonical | 正式なURLはこちら。評価をそちらに統合 | 本体商品ページとほぼ同内容で、評価を本体に集めたいLP |
noindex + canonical | 矛盾する組み合わせ | 使わない |
noindexとcanonicalを同時に指定すると、検索エンジンは索引しないページを正規として扱えという矛盾した指示を受け取ります。どちらを優先するかが不安定になります。1ページには片方だけを使います。
設定する場所
まず、ecforceのLP管理画面で、LP単位にnoindexやcanonicalを設定できるかを確認します。設定できるならそこで済みます。できない場合は、LPのテンプレートのhead内にメタタグを書きます。設定できる範囲は、ecforceの仕様で確認します。
確認手順:
対象LPを開き、ソースで
noindexまたはrel="canonical"を検索する意図した指示が出ているか確認する
Search ConsoleのURL検査で、そのLPが「noindexにより除外」または「正規URLが本体」になっているか確認する
広告の計測への影響
懸念 | 実際 |
|---|---|
noindexで広告が配信されなくなる | ならない。広告は指定したURLに配信される |
広告の品質スコアが下がる | noindexは品質評価の対象外。LPの内容と速度が対象 |
コンバージョン計測が止まる | 止まらない。計測タグはnoindexと無関係 |
robots.txtでLPをブロックすると | 広告プラットフォームのクローラーもブロックされ、品質評価に影響する場合がある。robots.txtは使わない |

noindexは安全です。ただし、robots.txtでのブロックは広告側のクローラーにも影響しうるため、LPには使いません。索引させないだけにとどめ、取得そのものは止めない形にします。LPにrobots.txtのブロックを使っていないかを確認します。
検索の受け皿LPを1本残す設計
30本のLPをすべてnoindexにすると、検索からの流入はゼロになります。検索でも出したい場合は、1本だけを検索の受け皿として残します。
広告LPとは別に、選び方・比較・成分の説明を含むページを作る
URLは /lp/ 配下ではなく、本体サイトの構造に組み込む
本体商品ページと役割を分ける(商品ページ=この商品、受け皿=どれを選ぶか)
Article構造化データを出す
設定したあとも、LPは増え続けます
新しいLPを作るたびにnoindexを設定し忘れる。キャンペーンLPが、終了後も索引されたまま残る。canonicalの向き先の本体ページが削除されている。こうしたことが日常的に起きます。
Search OSは、ecforceなどLPを量産するショップを対象に、索引されているURLの一覧、noindex・canonicalの設定状態、ボットが実際に取得しているLPを継続的に確認します。設定漏れや終了後の放置は、修正対象として整理します。LPを作る作業を置き換えるものではなく、作ったLPが検索エンジンにどう見えているかを確認し続ける層です。
よくある質問
すでに索引されているLPをnoindexにすると、どのくらいで消えますか
次回クロール時に除外されます。数日から数週間が目安です。急ぐ場合は、Search Consoleの削除ツールで一時的に非表示にします。
LPをnoindexにすると、本体商品ページの順位が上がりますか
分散していた評価が本体に集まる分、上がることがあります。ただし、LPの評価がもともと低ければ変化は小さくなります。
noindexのLPにAIクローラーは来ますか
noindexは索引の指示なので、取得そのものは止めません。AIクローラーがLPを取得することはあります。引用されたくない場合は、robots.txtでAIクローラーだけをLPから除外する方法があります。ただし、広告側のクローラーには影響しない書き方にします。
あわせて読みたい
参考資料
Google Search Central: Block Search indexing with noindex
Google Search Central: Consolidate duplicate URLs
Google Search Central: Robots.txt introduction