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NAP

NAPは、企業のName、Address、Phone numberを指し、ローカルSEOの中心となる基本的な識別情報のセットです。ウェブ上のあらゆる掲載箇所でこれらの情報を同一に保つことは、NAP consistencyとして知られ、ローカル検索での可視性と信頼性を支えます。

  • NAPは、企業のName、Address、Phone numberを1つの基本的な識別情報セットにまとめたものです。

  • Web全体でNAPを同一に保つこと(NAP consistency)は、ローカル検索における信頼シグナルとして機能します。

  • ディレクトリやプラットフォームごとにNAPの値が異なると、検索エンジンはそのデータを信頼しなくなり、ランキングが低下する可能性があります。

  • NAPは情報そのものであり、一方でcitationは、そのNAPを含む外部での言及を指すため、両者は別物です。

  • Treat your Google Business Profileを正確な情報の基準として扱い、各チャネルで詳細の表示方法を統一しましょう。

概要

NAPとは、企業を識別する3つの情報、つまりName、Address、Phone numberを指す用語です。local SEOにおいて、NAPで最も重要なのは各値そのものではなく、一貫性です。自社サイト、Google Business Profile、ディレクトリ、レビューサイト、ソーシャルメディア、その他Web上のあらゆる場所で同じNAPを維持することはNAP consistencyと呼ばれ、検索エンジン側と消費者側の両方で信頼形成に影響します。

検索エンジンは、複数の情報源から収集した企業情報を照合し、その企業が実在するか、詳細が正確かを判断します。同じNAPが複数の場所に繰り返し表示されると、Googleは保持している情報が正しいという確信を強めます。逆に、住所や電話番号がディレクトリごとに異なると、どの値が正しいのか判断しにくくなります。検索エンジンはこれを、ユーザーに信頼できる情報を提供するうえでのリスクとみなし、その結果、ローカルランキングが下がることがあります。

NAPとCitationの違い

NAPとlocal citationは一緒に使われることが多いですが、同じものではありません。NAPはName、Address、Phone numberという情報そのものを指し、citationはそのNAPが外部Web上のどこかで言及されていることを指します。たとえば、店舗名、住所、電話番号がYelpのページに表示されている場合、その1回の掲載が1つのcitationであり、その中に含まれる店舗名、住所、電話番号がNAPです。つまり、citationは入れ物であり、NAPはその中身です。

NAP consistencyが重要な理由

BrightLocalによると、citationごとにNAPの詳細が変わると、一部のデータが誤っている可能性を示唆し、Googleがその企業情報を信頼しにくくなります。NAPは、重要なorganic search のランキング要因でもありますとはいえ、検索エンジンは細かな書式の違いを賢く処理します。BrightLocalは、「Googleは『No.』と『#』が同じ意味であることを理解しており、『Street』と『St.』についても同様です」と説明しています。したがって、些細な略語の違いにこだわるよりも、住所や電話番号といった中核情報が正確かどうかに注目するほうが効率的です。

消費者の信頼という観点でも、状況は同じく明確です。Semrushが引用した調査によると、オンラインディレクトリの情報が誤っていることに93%の消費者が不満を感じており、連絡先情報が一致していないと80%が信頼を失うと回答しています。NAPの不一致は単なる技術的な問題ではなく、見込み顧客が来店したり、電話をかけたり、クリックしたりすることを直接妨げます。

管理すべきチャネル

NAPの一貫性は1か所だけでなく、企業情報が表示されるあらゆるチャネルで確保する必要があります。Semrushが挙げる主な掲載先は以下のとおりです。

  • Google Business Profile、ローカル検索における主要な参照リスティング。

  • 自社サイトのお問い合わせページとフッター。

  • Yelp、Yellow Pages、業界別ディレクトリなどのオンラインディレクトリ。

  • ソーシャルメディアのプロフィール。

  • TripAdvisorやBetter Business Bureau(BBB)などのレビュー・プラットフォーム。

管理の出発点は、Google Business Profileを基準値として扱い、単一の標準形式を定め、他のすべてのチャネルをそれに合わせることです。事業情報が変更された場合(移転、新しい番号の取得など)は、複数のチャネルを同時に更新し、不一致が生じる期間を最小限に抑えます。

実装チェックリスト

  • 標準となるNAP形式を1つ定義し、文書化する(たとえば、略語、階数、部屋番号に関するルール)。

  • 自社のGoogle Business Profile上の名称、住所、電話番号を基準値として固定する。

  • 同じNAPを自社サイトのお問い合わせページ、フッター、構造化データに反映させる。

  • Yelp、業界ディレクトリ、ソーシャルおよびレビュー・プラットフォーム上の既存リスティングを監査し、不一致を見つける。

  • 重複リスティングを整理し、ランキングシグナルが複数の掲載先に分散しないようにする。

  • 「St.」と「Street」のような些細な略語の違いよりも、住所と電話番号の正確性を優先する。

  • 移転や番号変更を行う際は、すべてのチャネルを同時に更新して、差異が生じる期間をできるだけ短くする。

参考文献

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